『阿弥陀経』要約
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極楽浄土の描写:
- 西方十万億の仏土を過ぎたところにある
- 阿弥陀仏が主宰している
- 苦しみがなく、楽しみだけがある美しい環境
- 七宝の池、八功徳水、金沙の地、宝樹や羅網などがある
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極楽浄土の特徴:
- 常に天上の音楽が流れている
- 天からマンダラ華が降り注ぐ
- 様々な奇妙な鳥が仏法を説く
- 微風が吹き、妙なる音を奏で、仏・法・僧を念じさせる
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阿弥陀仏の特徴:
- 無量光明、十方世界を照らす
- 無量寿(寿命が限りない)
- 数え切れないほどの声聞の弟子と菩薩がいる
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極楽浄土への往生の方法:
- 阿弥陀仏の名を聞く
- 名号を執持する(念仏)
- 一心不乱に一日から七日間念仏を続ける
- 臨終の際、阿弥陀仏が迎えに来る
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十方諸仏の証明:
- 十方世界の諸仏がこの経典を賛嘆している
- 釈迦牟尼仏が五濁悪世で成仏し、説法した功徳を称賛している
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信受の重要性:
- 衆生にこの経典を信じるよう勧める
- これは一切諸仏が護念する経典であることを強調
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五濁悪世の困難、:
- 釈迦牟尼仏は障害に満ちた世界で成仏し説法した
- そのような環境で修行することの困難さと尊さを強調
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陀羅尼(呪文)の紹介:
- 業障を取り除き、浄土への往生を助ける呪文を提供する
これらは『阿弥陀経』の主要なポイントであり、極楽浄土の描写、往生の方法、仏陀の教え、修行の重要性などの核心的な内容を網羅しています。
仏陀は衆生に対し、極楽浄土への往生を願い、阿弥陀仏の無量の功徳と救済力を信じるよう勧めています。
もし善男子・善女人(善い行いをする男女)がこの経典を聞いたなら、極楽浄土へ往生することを願うべきであり、そうすれば阿耨多羅三藐三菩提(無上の悟り)から退転することはないでしょう。
要約すると、『阿弥陀経』は阿弥陀仏の慈悲と知恵を強調し、極楽浄土の殊勝な荘厳さを描写し、信仰、発願、そして阿弥陀仏の名を称えることによって極楽浄土へ往生し、それによって解脱と無上の喜びを得ることを衆生に教えています。
読経参考動画
『阿弥陀経』読誦
週末読経:最愛の両親や親族のために読経し、安楽と解脱を回向する。本日の読誦:心経、普門品、阿弥陀経、楞厳経第七巻
週末読経:最愛の両親や親族のために読経し、安楽と解脱を回向する。本日の読誦:心経、普門品、阿弥陀経、楞厳経第七巻 - YouTube
『阿弥陀経』全文
このように私は聞いています:
ある時、仏陀は舎衛国の祇樹給孤独園(祇園精舎)におられ、千二百五十人の大比丘たちと一緒でした。みな大阿羅漢であり、衆生によく知られた人々でした。長老の舎利弗(シャーリプトラ)、摩訶目犍連(マハーマウドガリヤーナ)、摩訶迦葉(マハーカシャパ)、摩訶迦旃延(マハーカートヤーヤナ)、摩訶拘絺羅(マハーカウシュティラ)、離婆多(レーヴァタ)、周梨槃陀迦(チューダパンタカ)、難陀(ナンダ)、阿難陀(アーナンダ)、羅睺羅(ラーフラ)、憍梵波提(ガヴァーンパティ)、賓頭盧頗羅堕(ピンドーラ・バーラドヴァージャ)、迦留陀夷(カーローダーイン)、摩訶劫賓那(マハーカッピナ)、薄倶羅(ヴァックラ)、阿那律(アニルッダ)などの大弟子たちです。また、文殊師利法王子、阿逸多菩薩、乾陀訶提菩薩、常精進菩薩などの諸大菩薩たち、そして釈提桓因(インドラ)など無量の諸天の大衆も一緒でした。
その時、仏陀は長老舎利弗に告げられました。「ここから西方へ、十万億の仏土を過ぎたところに、極楽という世界がある。その国には阿弥陀と呼ばれる仏がおられ、今現在も説法をしておられる。舎利弗よ、なぜその国を極楽と名づけるのか。その国の衆生には一切の苦しみがなく、ただ諸々の楽しみだけを受けるから、極楽と名づけるのである。
また舎利弗よ、極楽国土は、七重の欄干、七重の羅網、七重の並木によって、いたるところ囲まれている。これらはみな四つの宝でできている。それゆえに、その国を極楽と名づけるのである。
また舎利弗よ、極楽国土には七宝の池があり、八功徳水がその中に満ちている。池の底は純金の砂が敷き詰められ、四方の階段は金、銀、瑠璃、玻璃(水晶)でできている。上には楼閣があり、それもまた金、銀、瑠璃、玻璃、シャコ、赤真珠、瑪瑙で厳かに飾られている。池の中の蓮華は車輪のように大きく、青い色は青い光を、黄色い色は黄色い光を、赤い色は赤い光を、白い色は白い光を放ち、微妙で香しく清らかである。舎利弗よ、極楽国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
また舎利弗よ、その仏国土では、常に天の音楽が奏でられている。黄金が大地となっており、昼夜六時に天からマンダラ華が降り注ぐ。その国の衆生は、常に早朝、おのおの衣の裾に妙なる華を盛り、他方の十万億の仏を供養する。食事の時になれば即座に本国に還り、食事をして経行(歩行瞑想)する。舎利弗よ、極楽国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
さらに舎利弗よ、その国には常に種々の奇妙な雑色の鳥がいる。白鶴、孔雀、鸚鵡、舎利、迦陵頻伽(カリョウビンガ)、共命鳥(グミョウチョウ)である。これら諸々の鳥は、昼夜六時に和雅の音を出す。その音は五根、五力、七菩提分、八聖道分などの法を演べ伝える。その国の衆生は、この音を聞き終わると、みな仏を念じ、法を念じ、僧を念じるようになる。
舎利弗よ、汝はこの鳥たちが罪の報いによって生まれたものだと言ってはならない。なぜなら、その仏国土には三悪道(地獄、餓鬼、畜生)がないからである。舎利弗よ、その仏国土には悪道の名さえ尚ないのに、ましてや実体があるだろうか。これら諸々の鳥は、みな阿弥陀仏が法音を宣べ流そうと欲して変化させたものである。舎利弗よ、その仏国土では、微風が諸々の宝樹と宝羅網を吹き動かし、微妙な音を出す。たとえば百千種の楽器を同時に作動させたようである。この音を聞く者は、自然とみな仏を念じ、法を念じ、僧を念じる心を生じる。舎利弗よ、その仏国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
舎利弗よ、汝はどう思うか。なぜその仏を阿弥陀と号するのか。舎利弗よ、その仏の光明は無量であり、十方の国を照らして障害となる所がない。それゆえに号して阿弥陀とする。また舎利弗よ、その仏の寿命とその人民の寿命は、無量無辺阿僧祇劫である。ゆえに阿弥陀と名づける。舎利弗よ、阿弥陀仏が成仏してから、今に十劫を経ている。また舎利弗よ、その仏には無量無辺の声聞の弟子があり、みな阿羅漢であって、算数で知ることができるものではない。諸菩薩の衆もまた同様である。舎利弗よ、その仏国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
また舎利弗よ、極楽国土に生まれる衆生は、みな不退転(アヴァイヴァルティカ)である。その中には多くの一生補処(次の生で仏になる位)の菩薩がいる。その数は甚だ多く、算数で知ることはできず、ただ無量無辺阿僧祇と言うほかはない。舎利弗よ、衆生でこれを聞く者は、まさに発願して、その国に生まれたいと願うべきである。なぜなら、このような諸上善人と一処に会することができるからである。舎利弗よ、少善根・少福徳の因縁では、その国に生まれることはできない。
舎利弗よ、もし善男子・善女人がいて、阿弥陀仏のことを聞き、名号を執持し、一日、あるいは二日、あるいは三日、あるいは四日、あるいは五日、あるいは六日、あるいは七日の間、一心不乱であるならば、その人の命が終わる時、阿弥陀仏が諸々の聖衆と共にその前に現れるであろう。この人が終わる時、心は転倒せず、即ち阿弥陀仏の極楽国土に往生することを得る。舎利弗よ、私はこの利を見て、この言葉を説く。もし衆生でこの説を聞く者があれば、まさに発願して、その国土に生まれるべきである。
舎利弗よ、私が今、阿弥陀仏の不可思議な功徳の利を賛嘆するように、東方にもまた阿閦鞞仏、須弥相仏、大須弥仏、須弥光仏、妙音仏など、恒河沙(ガンジス川の砂)の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相(広く長い舌)を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、南方世界には日月灯仏、名聞光仏、大焔肩仏、須弥灯仏、無量精進仏など、恒河沙の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、西方世界には無量寿仏、無量相仏、無量幢仏、大光仏、大明仏、宝相仏、浄光仏など、恒河沙の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、北方世界には焔肩仏、最勝音仏、難沮仏、日生仏、網明仏など、恒河沙の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、下方世界には師子仏、名聞仏、名光仏、達摩仏、法幢仏、持法仏など、恒河沙の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、上方世界には梵音仏、宿王仏、香上仏、香光仏、大焔肩仏、雑色宝華厳身仏、娑羅樹王仏、宝華徳仏、見一切義仏、如須弥山仏など、恒河沙の数ほどの諸仏がおられる。おのおのその国において、広長舌相を出し、三千大千世界をあまねく覆って、誠実の言葉を説かれる。『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
舎利弗よ、汝はどう思うか。なぜ「一切諸仏所護念経」と名づけるのか。舎利弗よ、もし善男子・善女人がいて、この経を聞いて受持し、また諸仏の名を聞くならば、これら諸々の善男子・善女人は、みな一切諸仏に護念されるところとなり、みな阿耨多羅三藐三菩提において不退転を得るからである。是の故に舎利弗よ、汝らはまさに私の言葉と、諸仏の説くところを信受すべきである。
舎利弗よ、もし人がすでに発願し、今発願し、当に発願して、阿弥陀仏国に生まれんとするならば、これら諸々の人等は、みな阿耨多羅三藐三菩提において不退転を得る。あの国土において、すでに生まれ、あるいは今生まれ、あるいは当に生まれるであろう。是の故に舎利弗よ、諸々の善男子・善女人で、もし信ずる者があれば、まさに発願してあの国土に生まれるべきである。
舎利弗よ、私が今、諸仏の不可思議な功徳を称賛するように、あの諸仏たちもまた、私の不可思議な功徳を称賛して、このように言われる。『釈迦牟尼仏は、甚だ難しく希有な事を能くした。娑婆国土の五濁悪世、すなわち劫濁、見濁、煩悩濁、衆生濁、命濁の中において、阿耨多羅三藐三菩提を得て、諸々の衆生のために、この一切世間で信じがたい法を説いた』と。
舎利弗よ、当に知るべし。私が五濁悪世において、この難事を行い、阿耨多羅三藐三菩提を得て、一切世間のために、この信じがたい法を説くことは、甚だ難しいことなのである。」
仏がこの経を説き終わると、舎利弗および諸比丘、一切世間の天・人・阿修羅きらは、仏の説くところを聞いて、歓喜し信受して、礼をなして去った。
仏説阿弥陀経
抜一切業障根本得生浄土陀羅尼(三遍):
南無阿弥多婆夜.哆他伽多夜.哆地夜他.阿弥利都婆毗.阿弥利哆.悉耽婆毗.阿弥利哆.毗迦蘭帝.阿弥利哆.毗迦蘭多.伽弥膩.伽伽那.枳多迦利.娑婆訶。
『阿弥陀経』現代語訳と解説
このように私は聞いています。ある時、仏陀は舎衛国の祇樹給孤独園(祇園精舎)におられ、千二百五十人の大比丘たちと一緒でした。みな大阿羅漢であり、衆生によく知られた人々でした・・・また釈提桓因(インドラ)など無量の諸天の大衆も一緒でした。
これは仏陀とその弟子たちの物語です。ずっと昔、舎衛国という場所に、祇樹給孤独園という美しい庭園がありました。
ある日、仏陀はこの庭園に来られました。一人ではなく、大勢の弟子たちを連れていました。これらの弟子たちはみな非常に優れた修行者で、「大阿羅漢」と呼ばれていました。その数は全部で1250人もいました!
この弟子たちの中には、特に有名な人々がいました。たとえば、舎利弗(シャーリプトラ)という長老は非常に賢い人でした。他にも、目犍連、摩訶迦葉、迦旃延、拘絺羅など、それぞれ特別な才能を持った人々がいました。
これらの阿羅漢だけでなく、「菩薩」と呼ばれる偉大な修行者たちも来ていました。その中には文殊師利法王子、阿逸多菩薩、乾陀訶提菩薩、常精進菩薩などがいました。これらの菩薩たちはみな、深い知恵と慈悲の心を持っていました。
最後に、天上の神々も賑やかしに来ました!帝釈天(インドラ)や他の多くの神々がこの盛大な集まりに参加しました。
こうして、この美しい庭園に、各方面からの修行者や神々が集まり、仏陀が非常に重要な物語を語るのを静かに待っていました。
その時、仏陀は長老舎利弗に告げられました。「ここから西方へ、十万億の仏土を過ぎたところに、極楽という世界がある。その国には阿弥陀と呼ばれる仏がおられ、今現在も説法をしておられる。舎利弗よ、なぜその国を極楽と名づけるのか。その国の衆生には一切の苦しみがなく、ただ諸々の楽しみだけを受けるから、極楽と名づけるのである。
仏陀は最も聡明な弟子である舎利弗を見て、微笑んで話し始めました。
「舎利弗よ、知っているかい?ここから西へ向かって、十万億もの仏国土を過ぎたところに、特別な世界があるんだ。」
舎利弗は耳を澄まして、真剣に聞きました。仏陀は続けました。
「その世界には『極楽』という美しい名前がついている。そこには阿弥陀仏という仏様がおられる。今まさに、阿弥陀仏はそこで衆生を教え導いているんだ。」
舎利弗は好奇心を抱き、尋ねました。「仏陀よ、なぜその世界は極楽と呼ばれるのですか?」
仏陀は慈愛を込めて答えました。「それは、その世界では、すべての生命が苦しみを感じることがないからだ。彼らは毎日幸せで、美しいものだけを楽しんでいる。だからこそ、私たちはそこを極楽と呼ぶのだよ。」
また舎利弗よ、極楽国土は、七重の欄干、七重の羅網、七重の並木によって、いたるところ囲まれている。これらはみな四つの宝でできている。それゆえに、その国を極楽と名づけるのである。
舎利弗や他の弟子たちが興味津々なのを見て、仏陀はその素晴らしい世界を描写し続けました。
「舎利弗よ、想像してごらん。極楽世界には、いたるところに美しい景色がある。」
仏陀は微笑み、身振り手振りを交えて言いました。「そこには七重の華麗な欄干があり、七つの虹のように世界全体を取り囲んでいる。それだけでなく、七重の精巧な網があり、まるで天の星明かりが地上に降り注ぐようだ。最も不思議なのは、七列の整然とした木々があり、高くそびえ立ち、枝葉が茂っていることだ。」
舎利弗は目を大きく開けて、「それは本当に美しいですね!」と感嘆しました。
仏陀は頷いて続けました。「何が一番特別か知っているかい?これらの欄干、網、そして木々はすべて四種類の貴重な宝物で作られているんだ。それらはきらきらと輝き、目を離せないほど美しい。」
「わあ!」他の弟子たちも思わず感嘆の声を上げました。
仏陀は結びました。「これほど多くの美しいものがあるからこそ、私たちはその世界を極楽と言うのだ。そこにいる誰もが、この上ない喜びと安らぎを感じることができる。」
この描写を聞いて、誰もが思いを馳せ、まるでその美しい世界に身を置いているかのようでした。
また舎利弗よ、極楽国土には七宝の池があり、八功徳水がその中に満ちている・・・舎利弗よ、極楽国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
みんなが集中しているのを見て、仏陀はその素晴らしい極楽浄土を描写し続けました。
「舎利弗よ、想像できるかい?極楽世界には、たくさんの美しい湖がある。これらの湖は普通の湖ではなく、七種類の貴重な宝物で作られているんだ!」
舎利弗は不思議そうに尋ねました。「仏陀よ、それらの湖の水はきっと特別なのでしょうね?」
仏陀は頷いて微笑みました。「その通り!これらの湖には八功徳水が満ちている。この水は澄んでいるだけでなく、心身をすっきりとさせてくれる。」
彼は続けて描写しました。「湖の底には金色の砂が敷き詰められ、きらきらと輝いている。湖畔の小道は金、銀、瑠璃、玻璃で象嵌されており、目を離せないほど美しい。」
「本当に美しいですね!」と弟子たちは感嘆しました。
仏陀は続けました。「湖畔には、美しい楼閣もある。これらの楼閣は金、銀、瑠璃、玻璃、そして君たちがまだ見たことのない宝石、たとえばシャコ、赤真珠、瑪瑙などで飾られており、色とりどりで、息をのむほど美しい。」
「そして最も不思議なのは、湖に咲く蓮の花だ。」仏陀の目は輝いていました。「これらの蓮の花は車輪のように大きい!青、黄、赤、白があり、それぞれの色が柔らかな光を放ち、良い香りがする。」
舎利弗や他の弟子たちは、まるで自分の目でこれらの美景を見ているかのように、うっとりと聞き入っていました。
仏陀は最後に言いました。「舎利弗よ、極楽世界はこのように素晴らしいのだ。これほど多くの功徳と荘厳を備えており、本当に憧れるべき場所なのだ。」
話を聞き終わると、みんなは考え込み、この美しい世界の様子を想像していました。
また舎利弗よ、その仏国土では、常に天の音楽が奏でられている。黄金が大地となっており・・・舎利弗よ、極楽国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
みんなが極楽世界の素晴らしさに陶酔しているのを見て、仏陀は語り続けました。
「舎利弗よ、知っているかい?極楽世界には、もっと不思議なことがあるんだ。」
舎利弗や他の弟子たちは耳を澄まして、専心して聞きました。
仏陀は微笑んで言いました。「そこでは、空中でいつも美しい音楽が流れていて、まるで天使が歌っているようだ。」
「わあ!」みんなは感嘆しました。
「それに、」仏陀は続けました。「向こうの地面は土ではなく、純金で敷き詰められているんだ。」
弟子たちは目を丸くして、そのような豪華な光景を想像するのは難しいと思いました。
仏陀はまた言いました。「毎日、昼でも夜でも、四時間ごとに、空から特別な花の雨が降る。これらの花はマンダラ華と呼ばれ、非常に美しく香り高い。」
「そこの人々はどのような生活をしているのですか?」ある弟子が好奇心を持って尋ねました。
仏陀は説明しました。「極楽世界の人々は毎朝、とても特別なことをする。彼らは衣で様々な美しい花を受け止め、他の仏国へ飛んで行って、そこの仏陀を供養するんだ。」
「彼らは飛べるのですか?」弟子たちは驚いて尋ねました。
仏陀は頷いて言いました。「そう、彼らは自由に飛ぶことができる。食事の時間になると、彼らは極楽世界に飛んで帰り、食事を終えると、美しい庭園を散歩して、素晴らしい時間を楽しむんだ。」
舎利弗は聞き入って、感嘆して言いました。「仏陀よ、極楽世界は本当に素晴らしく、功徳と荘厳に満ちていますね。」
仏陀は慈愛を込めて弟子たちを見つめ、言いました。「そうだよ、舎利弗。極楽世界は確かに奇跡と美しさに満ちた場所だ。」
この描写を聞き終わると、すべての弟子たちは深い憧れを抱き、心はこの美しい世界への憧憬で満たされました。
さらに舎利弗よ、その国には常に種々の奇妙な雑色の鳥がいる。白鶴、孔雀、鸚鵡、舎利、迦陵頻伽、共命鳥である。・・・その国の衆生は、この音を聞き終わると、みな仏を念じ、法を念じ、僧を念じるようになる。
弟子たちが極楽世界の素晴らしさに惹かれているのを見て、仏陀は描写し続けました。
「舎利弗よ、極楽世界の不思議な点をもう少し教えよう。そこは景色が美しいだけでなく、たくさんの美しい鳥たちもいるんだ。」
舎利弗は不思議そうに尋ねました。「どんな鳥たちなのですか、仏陀よ?」
仏陀は微笑んで言いました。「白い鶴、美しい孔雀、おしゃべりな鸚鵡、そして舎利鳥がいる。さらに不思議なことに、そこには迦陵頻伽(カリョウビンガ)という鳥がいて、その声は特別に美しい。また、共命鳥(グミョウチョウ)という変わった鳥もいて、彼らはいつも対になって現れる。」
「わあ!」弟子たちは感嘆しました。「その鳥たちはきっと特別なんでしょうね?」
仏陀は頷いて言いました。「そう、この鳥たちは見た目が美しいだけでなく、もっと不思議なのは歌を歌うことだ。毎日、昼でも夜でも、四時間ごとに、これらの鳥たちは一緒に歌うんだ。」
「どんな歌を歌うのですか?」ある弟子が好奇心を持って尋ねました。
仏陀は説明しました。「この鳥たちは普通の歌を歌うのではなく、仏法の教えを歌うんだ。彼らの歌声には、五根、五力、七菩提分、八聖道分といった仏法の重要な内容が含まれている。」
舎利弗は驚いて言いました。「本当に不思議ですね!鳥たちまで仏法を広めているなんて。」
仏陀は続けました。「そう、そしてさらに素晴らしいことに、極楽世界の人々がこれらの鳥の歌声を聞くと、心の中に自然と仏、法、僧を思う気持ちが湧いてくるんだ。これらの歌声は、彼らが常に仏法への信仰と修行への情熱を保つのを助けてくれる。」
これを聞き終わると、すべての弟子たちは感嘆と憧れの表情を浮かべました。彼らはまるでそれらの妙なる鳥たちが歌っているのが聞こえるようで、心は仏法への敬意と極楽世界への憧れで満たされました。
舎利弗よ、汝はこの鳥たちが罪の報いによって生まれたものだと言ってはならない。なぜなら・・・舎利弗よ、その仏国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
弟子たちが極楽世界の鳥たちに好奇心を抱いているのを見て、仏陀は説明を続けました。
「舎利弗よ、誤解してはいけないよ。これらの鳥たちは、悪いことをしたから鳥になったわけではないんだ。」
舎利弗は疑問に思って尋ねました。「仏陀よ、どういう意味ですか?」
仏陀は微笑んで説明しました。「極楽世界には、地獄、餓鬼、畜生という三つの苦しい生存状態は根本的に存在しない。実際、そこにはこれらの言葉さえ存在せず、ましてや本当にそのような苦難があるはずがない。」
「では、これらの鳥はどこから来たのですか?」ある弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は答えました。「これらの鳥は、実は阿弥陀仏が神通力を使って変化させたものなのだ。彼の目的は、仏法の声を世界中に響き渡らせ、すべての生命が聞けるようにすることだ。」
弟子たちはこれを聞いて、はっと悟ったような表情を浮かべました。
仏陀は続けました。「それだけでなく、極楽世界では、微風がそれらの宝樹や宝網を吹き抜ける時、妙なる音が出る。この音は、百や千の楽器を同時に演奏しているかのように美しい。」
「本当に素晴らしいですね!」弟子たちは称賛しました。
仏陀は頷いて言いました。「ああ、さらに不思議なのは、人々がこれらの音を聞くと、心の中に自然と仏、法、僧を思う気持ちが湧いてくることだ。これらの音は、彼らが常に仏法への信仰と修行への情熱を保つのを助けてくれる。」
舎利弗は聞き終わって、感慨深げに言いました。「仏陀よ、極楽世界は本当に不思議で、これほど多くの功徳と荘厳に満ちているのですね。」
仏陀は慈愛を込めて弟子たちを見つめ、結びました。「その通りだよ、舎利弗。極楽世界はこのように奇跡と美しさに満ちた場所であり、そこのすべてのものが、衆生が修行し、悟りへと向かうのを助けているんだ。」
これを聞き終わると、すべての弟子たちは深い思索に沈み、心はこの美しい世界への憧れと修行への決意で満たされました。
舎利弗よ、汝はどう思うか。なぜその仏を阿弥陀と号するのか。・・・舎利弗よ、その仏国土はこのような功徳荘厳を成就しているのである。
仏陀は舎利弗を見て、突然尋ねました。「舎利弗よ、なぜその仏陀が阿弥陀仏と呼ばれるか知っているかい?」
舎利弗は首を振り、好奇心を持って仏陀の説明を待ちました。
仏陀は微笑んで言いました。「阿弥陀仏には二つの特別な点がある。まず、彼の光明は非常に強力で、十方の世界を照らすことができ、何の障害もない。まるで宇宙全体を照らす永遠に消えない明かりのようだ。」
「わあ!」弟子たちは感嘆しました。
仏陀は続けました。「次に、阿弥陀仏と極楽世界の人々の寿命は非常に長く、計算するのが難しいほどだ。無量無辺で、尽きることがないと言える。」
舎利弗は尋ねました。「仏陀よ、阿弥陀仏が成仏してからどのくらい経つのですか?」
仏陀は答えました。「阿弥陀仏が成仏してから、今に至るまで十劫が経っている。この時間は私たちにとって非常に、非常に長いものだ。」
「極楽世界にはたくさんの修行者がいるのですか?」ある弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は頷いて言いました。「そう、極楽世界には、数え切れないほどの声聞の弟子がいて、彼らはみな阿羅漢になっている。それだけでなく、そこには無数の菩薩もいる。その数は私たちが計算できないほど多い。」
舎利弗は聞き終わって、感慨深げに言いました。「仏陀よ、極楽世界は本当に不思議ですね。環境が美しいだけでなく、こんなに多くの修行の高い人々がいるなんて。」
仏陀は慈愛を込めて弟子たちを見つめ、結びました。「そうだよ、舎利弗。極楽世界はこのように功徳と荘厳に満ちた場所だ。そこのすべてがそんなに美しく、そんなに殊勝なのだ。」
また舎利弗よ、極楽国土に生まれる衆生は、みな不退転(アヴァイヴァルティカ)である。・・・舎利弗よ、少善根・少福徳の因縁では、その国に生まれることはできない。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、極楽世界の不思議な点を語り続けました。「舎利弗よ、知っているかい?極楽世界に生まれた衆生はみな特別な身分を持っているんだ。」
舎利弗は不思議そうに尋ねました。「どんな身分なのですか、仏陀よ?」
仏陀は微笑んで言いました。「彼らはみな不退転(阿鞞跋致)だ。これは、彼らが修行の道において決して退転することなく、常に前へ進み続けることを意味する。」
弟子たちはこれを聞いて、驚きの表情を浮かべました。
仏陀は続けました。「それだけでなく、極楽世界には多くの一生補処の菩薩がいる。これらの菩薩はあと一度生まれ変わるだけで、仏になることができる。」
「彼らはたくさんいるのですか?」ある弟子が尋ねました。
仏陀は答えました。「数え切れないほど多いよ!私たちの数字の体系では計算できず、無量無辺で、天の星のように多いとしか言えない。」
ここまで聞いて、舎利弗は考え込みました。仏陀は彼を見て、穏やかに言いました。「舎利弗よ、もし誰かが極楽世界のことを聞いたら、そこへ往生したいと願いを起こすべきだ。」
「なぜですか、仏陀よ?」舎利弗は尋ねました。
仏陀は説明しました。「なぜなら、そこであなたはこれほど多くの大修行者たちと一緒にいられるからだ。お互いに学び合い、一緒に進歩することができる。これはなんと得難い機会だろう!」
そして、仏陀の口調はより真剣になりました。「しかし、舎利弗よ、一つ覚えておきなさい。極楽世界へ往生することは、ほんの少しの功徳だけでできることではない。」
「では何が必要なのですか?」弟子たちは耳をそばだてました。
仏陀は慈愛を込めて言いました。「長期間にわたって積み重ねた善根と福徳が必要だ。これは木を植えるようなもので、絶えず水をやり、肥料をやって初めて、木は高く丈夫に育つ。同じように、私たちは絶えず修行し、功徳を積んで初めて、極楽世界へ往生する機会を得ることができるのだ。」
弟子たちは聞き終わって、深く感銘を受けました。彼らは極楽世界へ往生するためには、決心を固め、努力して修行する必要があることを理解しました。一人一人の目が決意の光で輝き、まるで自分自身の修行の道を歩み始めたかのようでした。
舎利弗よ、もし善男子・善女人がいて、阿弥陀仏のことを聞き、名号を執持し・・・もし衆生でこの説を聞く者があれば、まさに発願して、その国土に生まれるべきである。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、目には慈愛が満ちており、続けました。「舎利弗よ、良い知らせを教えよう。」
全員が耳を澄まして、専心して聞きました。
仏陀は微笑んで言いました。「もし善良な男性や女性が、阿弥陀仏の名号を聞き、その名号を専心して唱えることができれば、たとい一日、二日、三日、四日、五日、六日、あるいは七日間であっても、彼らが一心不乱に唱えることができれば、不思議なことが起こるだろう。」
「何が起こるのですか?」舎利弗は不思議そうに尋ねました。
仏陀は説明しました。「その人の命が終わろうとする時、阿弥陀仏が多くの聖者たちを連れてその人の前に現れるだろう。」
弟子たちはみな声を上げ、明らかにこの光景に深く心を動かされていました。
仏陀は続けました。「さらに不思議なのは、その人が臨終の時、心は混乱したり恐れたりしない。心は平穏で明晰なままだ。そうして、彼は阿弥陀仏の極楽世界へ往生することができるのだ。」
「本当にそんなに簡単なのですか?」ある弟子が思わず尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて言いました。「簡単に見えるが、一心不乱になるのは容易なことではない。これには真摯な信仰と持続的な努力が必要だ。」
そして、仏陀の口調はより真剣になりました。「舎利弗よ、私はこれを行うことの大きな利益を見たので、みんなにこの方法を教えるのだ。もし誰かがこれらの言葉を聞いたなら、あの美しい国土へ往生したいと願いを起こすべきだ。」
舎利弗よ、私が今、阿弥陀仏の不可思議な功徳の利を賛嘆するように、東方にもまた阿閦鞞仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀は周囲を見渡し、専心して聞いている舎利弗や他の弟子たちを見て、続けました。「舎利弗よ、知っているかい?阿弥陀仏の不可思議な功徳を賛嘆しているのは私だけではないんだ。」
舎利弗は不思議そうに尋ねました。「他には誰が賛嘆しているのですか、仏陀よ?」
仏陀は微笑んで言いました。「東方には、多くの偉大な仏陀がおられる。たとえば阿閦鞞仏、須弥相仏、大須弥仏、須弥光仏、妙音仏、そして恒河沙(ガンジス川の砂)のように数え切れないほどの仏陀たちだ。」
弟子たちは驚嘆し、そんなに多くの仏陀がいる光景を想像しました。
仏陀は続けました。「これらの仏陀はみな、自分の国土で、非常に特別なことをしている。彼らはみな長い舌を出し、その舌は三千大千世界全体を覆うほど大きい。」
「わあ!」弟子たちは叫びました。「なぜそんなことをするのですか?」
仏陀は説明しました。「彼らがそうするのは、非常に重要な一言を言うためだ。彼らは言う。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗は考え深げに言いました。「仏陀よ、これは本当に不可思議ですね。すべての仏陀がこの経を賛嘆しているなら、きっと非常に殊勝な教えなのでしょう。」
仏陀は慈愛を込めて頷きました。「そうだよ、舎利弗。この経は阿弥陀仏の功徳と、いかにして極楽世界へ往生するかを語っている。それは非常に重要なので、すべての仏陀がそれを宣揚しているのだ。」
これを聞き終わると、弟子たちは畏敬と興奮の表情を浮かべました。彼らは自分が非常に貴重な教えを聞いていること、他の世界の仏陀さえも賛嘆している法門を聞いていることに気づきました。
一人一人の心は感謝と決意で満たされ、この殊勝な法門をしっかり学び修行し、いつの日か自分も極楽世界へ往生できることを願いました。
舎利弗よ、南方世界には日月灯仏、名聞光仏、大焔肩仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、語り続けました。「舎利弗よ、東方の仏陀だけがこの経典を賛嘆しているのではなく、南方の仏陀たちも同様なのだ。」
舎利弗は不思議そうに尋ねました。「南方にはどのような仏陀がおられるのですか?」
仏陀は微笑んで言いました。「南方世界には、多くの偉大な仏陀がおられる。たとえば日月灯仏、彼の知恵は太陽や月のように世界を照らす。また名聞光仏、彼の名声は光のように十方に広がる。大焔肩仏、彼の威徳は大火のように燃え盛る。須弥灯仏、彼の知恵は須弥山のように高い。そして無量精進仏、彼の修行は決して止まることがない。」
「わあ!」弟子たちは感嘆しました。「これらの仏陀の名前はとても興味深いですね。」
仏陀は頷いて言いました。「そう、それだけでなく、恒河沙のように多くの仏陀がいる。」
「これらの南方の仏陀も、東方の仏陀と同じことをしたのですか?」ある弟子が尋ねました。
仏陀は答えました。「その通り。彼ら一人一人が自分の国土で、長い舌を出し、三千大千世界全体を覆うほど大きかった。」
「彼らも同じことを言ったのですか?」舎利弗は尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて言いました。「そうだよ、舎利弗。彼らはみな言った。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗よ、西方世界には無量寿仏、無量相仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀の視線は東方と南方から西方へ移り、弟子たちに紹介し続けました。「舎利弗よ、西方世界にも多くの偉大な仏陀がおられ、彼らも同様にこの経典を賛嘆している。」
舎利弗や他の弟子たちは耳を澄まして、専心して聞きました。
仏陀は微笑んで言いました。「西方には、無量寿仏がおられ、彼の寿命は計算できない。無量相仏、彼は無数の美しい姿を持っている。無量幢仏、彼の威徳は高い旗のようだ。大光仏、彼の知恵の光は四方を照らす。大明仏、彼は世間の闇を追い払う。宝相仏、彼の相好は宝物のようだ。そして浄光仏、彼の光明は比類なく清らかだ。」
「これらの仏陀の名前はとても特別ですね!」ある弟子が感嘆しました。
仏陀は頷いて言いました。「そう、それだけでなく、西方世界には恒河沙のように多くの仏陀がいる。」
「仏陀よ、これらの西方の仏陀も、東方や南方の仏陀と同じことをしたのですか?」舎利弗は尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて答えました。「その通りだよ、舎利弗。彼ら一人一人もまた自分の国土で、長い舌を出し、三千大千世界全体を覆うほど大きかった。」
「彼らの言った言葉も同じですか?」別の弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は穏やかに言いました。「そう。彼らはみな異口同音に言った。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗よ、北方世界には焔肩仏、最勝音仏、難沮仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀の視線は北方に移り、弟子たちに紹介しました。「舎利弗よ、北方世界にも多くの偉大な仏陀がおられ、彼らも同様にこの経典を賛嘆している。」
舎利弗や他の弟子たちは真剣に聞いており、この世界の広大さに驚嘆しました。
仏陀は慈愛を込めて言いました。「北方には、焔肩仏がおられ、彼の肩からは知恵の炎が出ている。最勝音仏、彼の声は最も美しく響く。難沮仏、彼の意志は固く揺るがない。日生仏、彼は太陽のように毎日世界に光をもたらす。そして網明仏、彼の知恵の光は網のようにあらゆる場所に広がる。」
「これらの仏陀の名前には何か特別な意味があるのですか?」ある弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は微笑んで説明しました。「それぞれの名前はその仏陀の特質や願いを表している。たとえば、難沮仏の名前は、修行の道には困難があるが、私たちは簡単に諦めるべきではないと教えてくれている。」
「仏陀よ、北方のこれらの仏陀も、他の方角の仏陀と同じですか?」舎利弗は尋ねました。
仏陀は頷いて言いました。「そうだよ、舎利弗。北方のこれらの仏陀、そして恒河沙のように多くの他の仏陀たちも、みな自分の国土で、長い舌を出し、三千大千世界全体を覆うほど大きかった。」
「彼らの言った言葉も同じですか?」別の弟子が期待を込めて尋ねました。
仏陀は穏やかに答えました。「その通り。彼らはみな同じ言葉を言った。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗よ、下方世界には師子仏、名聞仏、名光仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀の視線は下方世界へと向かい、弟子たちに紹介しました。「舎利弗よ、驚くかもしれないが、下方世界にも多くの偉大な仏陀がおられ、彼らも同様にこの経典を賛嘆している。」
舎利弗や他の弟子たちは驚きの表情を浮かべました。彼らは世界がこれほど広大だとは考えたこともありませんでした。
仏陀は慈愛を込めて微笑んで言いました。「下方世界には、師子仏がおられ、彼の勇気と知恵は獅子王のようだ。名聞仏、彼の名声は四方に広まる。名光仏、彼の名は光のように輝く。達摩仏、彼は真理を深く理解し教えている。法幢仏、彼は仏法の旗を高く掲げる。そして持法仏、彼はたゆまず仏法を護持している。」
「仏陀よ、これらの名前はとても力強く聞こえますね!」ある弟子が感嘆しました。
仏陀は頷いて言いました。「そう、それぞれの名前はその仏陀の特質と願いを表している。たとえば、持法仏の名前は、たゆまず学び、仏法を実践すべきだと教えてくれている。」
「仏陀よ、下方世界のこれらの仏陀も、他の方角の仏陀と同じですか?」舎利弗は不思議そうに尋ねました。
仏陀は答えました。「その通りだよ、舎利弗。下方世界のこれらの仏陀、そして恒河沙のように多くの他の仏陀たちも、みな自分の国土で、長い舌を出し、三千大千世界全体を覆うほど大きかった。」
「彼らも同じ言葉を言ったのですか?」別の弟子が期待を込めて尋ねました。
仏陀は穏やかに言いました。「そう、彼らはみな異口同音に言った。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗よ、上方世界には梵音仏、宿王仏、香上仏・・・『汝ら衆生よ、この不可思議な功徳を称賛し、一切諸仏に護念される経を信ずべし』と。
仏陀の視線は最後に上方世界へ移り、弟子たちに紹介しました。「舎利弗よ、上方世界にも多くの偉大な仏陀がおられ、彼らも同様にこの経典を賛嘆している。」
舎利弗や他の弟子たちは息を潜めて聞き入り、この果てしない仏国世界に限りない驚嘆を感じました。
仏陀は慈愛を込めて微笑んで言いました。「上方世界には、梵音仏がおられ、彼の声は梵天のように清らかだ。宿王仏、彼は星々の王のようだ。香上仏、彼は最も殊勝な香りを放つ。香光仏、彼の光明は香りのようだ。大焔肩仏、彼の肩からは知恵の炎が出る。雑色宝華厳身仏、彼の体は五色の宝華のように荘厳だ。娑羅樹王仏、彼は高くそびえる娑羅樹の王のようだ。宝華徳仏、彼は宝華のような美徳を持っている。見一切義仏、彼はあらゆる物事の真の意味を見通すことができる。そして如須弥山仏、彼の知恵は須弥山のように高い。」
「わあ!仏陀よ、これらの名前は本当に素晴らしい響きですね!」ある弟子が感嘆しました。
仏陀は頷いて言いました。「そう、それぞれの名前には深い意味が含まれており、その仏陀の特質と衆生を教化する方法を表している。」
「仏陀よ、上方世界のこれらの仏陀も、他の方角の仏陀と同じですか?」舎利弗は不思議そうに尋ねました。
仏陀は答えました。「その通りだよ、舎利弗。上方世界のこれらの仏陀、そして恒河沙のように多くの他の仏陀たちも、みな自分の国土で、長い舌を出し、三千大千世界全体を覆うほど大きかった。」
「彼らも同じ言葉を言ったのですか?」別の弟子が期待を込めて尋ねました。
仏陀は穏やかに言いました。「そう、彼らはみな異口同音に言った。『汝ら衆生よ、この経典を信じるべきだ。この経は不可思議な功徳を賛嘆しており、すべての仏陀が保護し、心に留めているものだ』と。」
舎利弗よ、汝はどう思うか。なぜ「一切諸仏所護念経」と名づけるのか。・・・是の故に舎利弗よ、汝らはまさに私の言葉と、諸仏の説くところを信受すべきである。
仏陀は舎利弗を見て、穏やかに尋ねました。「舎利弗よ、なぜこの経が『一切諸仏所護念経(一切諸仏に護念される経)』と呼ばれるか知っているかい?」
舎利弗や他の弟子たちは不思議そうに仏陀を見て、彼の説明を待ちました。
仏陀は微笑んで言いました。「理由を教えよう。もし善男子・善女人がこの経を聞いて記憶することができれば、あるいは私が今挙げたそれらの仏陀の名を聞けば、彼らはすべての仏陀の保護と慈しみを受けることになる。」
「本当ですか?仏陀よ、それは不可思議ですね!」弟子たちは感嘆しました。
仏陀は頷いて続けました。「それだけでなく、これらの善男子・善女人は修行の道において決して退転することがない。彼らは常に前へ進み、最終的に阿耨多羅三藐三菩提の境地に達するだろう。」
「阿耨多羅三藐三菩提?それは何ですか?」ある若い弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて説明しました。「それは成仏の境地、最高の悟りの状態のことだ。」
弟子たちはこれを聞いて、憧れと畏敬の表情を浮かべました。
仏陀は彼らを見て、心を込めて言いました。「だから、舎利弗よ、あなたたち全員が私の言うことを信じ、また他のすべての仏陀が言うことを信じるべきなのだ。」
舎利弗は深く頷いて言いました。「仏陀よ、わかりました。この経は本当に殊勝ですね。私たちは必ず大切にし、真剣に学びます。」
他の弟子たちも次々と賛同を表し、彼らの目は揺るぎない光で輝いていました。
仏陀は満足げに彼らを見て、これらの弟子たちがこの経の重要性を理解したことを知りました。彼は、彼らがこの殊勝な法門を広め、より多くの衆生が解脱を得るのを助けると信じていました。
こうして、仏陀の教えは一人一人の心に深く刻まれ、彼らの修行の道の灯明となり、悟りの彼岸へと向かう彼らを導きました。
舎利弗よ、もし人がすでに発願し、今発願し、当に発願して・・・是の故に舎利弗よ、諸々の善男子・善女人で、もし信ずる者があれば、まさに発願してあの国土に生まれるべきである。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、顔に慈愛に満ちた微笑みを浮かべ、続けました。「舎利弗よ、非常に重要なことを教えよう。」
すべての弟子は耳をそばだて、専心して聞きました。
仏陀は言いました。「もし誰かが過去に願いを起こしたか、あるいは現在願いを起こしているか、あるいは将来願いを起こして、阿弥陀仏の国土へ往生したいと願うならば、これらの人々はみな大きな利益を得るだろう。」
「どんな利益ですか、仏陀よ?」ある弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて答えました。「これらの人々はみな、修行の道において永く退転せず、常に前へ進み、最終的に阿耨多羅三藐三菩提の境地に達するだろう。」
弟子たちはこれを聞いて、驚きと喜びの表情を浮かべました。
仏陀は続けました。「そして、これらの人々は、すでに阿弥陀仏の国土に到着していようと、今往生しつつあろうと、あるいは将来往生するであろうと、この利益を得ることができる。」
舎利弗は考え深げに言いました。「仏陀よ、それは本当に殊勝ですね。つまり、極楽世界へ往生しようと願いさえすれば、私たちはもう成仏への道に足を踏み入れたことになるのですね。」
仏陀は頷いて肯定しました。「その通りだ、舎利弗。だからこそ、私はすべての善良な男性と女性に告げたい。もしあなたたちがこの法門を信じるなら、阿弥陀仏の国土へ往生しようと願いを起こすべきだ。」
舎利弗よ、私が今、諸仏の不可思議な功徳を称賛するように・・・『釈迦牟尼仏は、甚だ難しく希有な事を能くした・・・諸々の衆生のために、この一切世間で信じがたい法を説いた』と。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、顔にかすかな微笑みを浮かべ、続けました。「舎利弗よ、知っているかい?私がさっきそれらの仏陀の不可思議な功徳を賛嘆したのと同じように、彼らもまた私の功徳を賛嘆しているんだよ。」
弟子たちはみな驚きの表情を浮かべました。彼らは他の世界の仏陀も自分たちの師を賛嘆するとは思いもしませんでした。
仏陀は穏やかに言いました。「それらの仏陀はこう言っている。『釈迦牟尼仏は非常に得難く、非常に稀有なことを成し遂げた』と。」
「どんなことですか、仏陀よ?」舎利弗は不思議そうに尋ねました。
仏陀は説明しました。「彼らは、私がこの娑婆世界、つまり私たちが今いるこの世界で、阿耨多羅三藐三菩提を成就できたことは、非常に容易ではないと言っているんだ。」
「なぜそんなに難しいのですか?」ある若い弟子が尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて言いました。「なぜなら、私たちの世界は五種類の濁悪(五濁)で満ちているからだ。」
弟子たちの不審な表情を見て、仏陀はさらに説明しました。「第一は劫濁、つまり時代が混乱していること。第二は見濁、つまり人々の見解が間違っていること。第三は煩悩濁、つまり人の心が煩悩で満ちていること。第四は衆生濁、つまり衆生の性質が劣っていること。第五は命濁、つまり人の寿命が短いことだ。」
弟子たちはこれを聞いて、少し落ち込んだように感じました。しかし仏陀は続けました。「私たちの世界はこのようなものだが、私はそれでもここで阿耨多羅三藐三菩提を成就し、みんなのためにこのあらゆる世間で信じがたい法を説いている。」
舎利弗ははっと悟りました。「なるほど!仏陀よ、あなたはご自身が悟りを成就されただけでなく、こんなに困難な環境で私たちを教え導いてくださっているのですね。本当に素晴らしいことです!」
他の弟子たちも次々と頷き、目は敬服の情で満ちていました。
仏陀は微笑んで言いました。「これこそが、他の世界の仏陀がみな私を賛嘆している理由だ。しかし覚えておきなさい。私たち一人一人が成仏する可能性を持っている。努力して修行しさえすれば、いつの日か私と同じように、より多くの衆生を助けることができるのだ。」
弟子たちはこれを聞いて、大いに奮い立ちました。彼らは、自分のいる世界は困難に満ちているが、修行を堅持しさえすれば、必ずこれらの障害を克服し、最終的に悟りに達することができると理解しました。
舎利弗よ、当に知るべし。私が五濁悪世において、この難事を行い、阿耨多羅三藐三菩提を得て、一切世間のために、この信じがたい法を説くことは、甚だ難しいことなのである。
仏陀は舎利弗や他の弟子たちを見て、顔には慈愛と毅然とした表情を浮かべ、続けました。「舎利弗よ、知っておくべきだ。私はこの五種類の濁悪に満ちた世界で、非常に容易ではないことを行った。」
舎利弗や他の弟子たちは息を潜めて聞き、仏陀のさらなる説明を待ちました。
仏陀はゆっくりと言いました。「このような困難な環境の中で、私は阿耨多羅三藐三菩提を成就した。これはまるで泥の中から真っ白な蓮の花が咲くようなもので、非常に容易ではないことだ。」
弟子たちはこれを聞いて、敬服の表情を浮かべました。
仏陀は続けました。「それだけでなく、私はすべての衆生のために、この信じがたい法を説かなければならない。これはまるで真っ暗な夜に明かりを灯し、道に迷った人を導くようなものだ。」
「仏陀よ、なぜこの法は信じがたいと言われるのですか?」ある若い弟子が不思議そうに尋ねました。
仏陀は慈愛を込めて説明しました。「なぜなら、この法は私たちの日常経験を超えた真理を語っているからだ。魚に空の様子を教えたり、鳥に海の深さを教えたりするようなもので、理解するのは容易ではない。」
舎利弗は考え深げに言いました。「わかりました、仏陀よ。あなたはご自身が悟りを成就されただけでなく、まだ理解していない私たちにも理解させようと努力しておられる。これは確かに非常に困難なことです。」
仏陀は頷いて言いました。「そうだよ、舎利弗。これは複雑な道理を簡単な言葉で説明し、誰もが理解できるようにするようなものだ。これは確かに非常に容易ではないことだ。」
他の弟子たちはこれを聞いて、仏陀の大慈大悲に深く感動しました。彼らは、仏陀が自身の修行を成就しただけでなく、彼らを教えるためにこれほど多くの心を砕いてくれていることに気づき、本当に偉大だと思いました。
仏陀は最後に言いました。「しかし、どんなに困難であっても、私はこのようにし続けるだろう。なぜなら、私はすべての衆生が苦しみを離れて楽しみを得、最終的に悟りの境地に達することを望んでいるからだ。」
弟子たちはこれを聞いて、感動して涙ぐみました。彼らは心の中で、必ずしっかり修行し、仏陀の教えに背かず、将来は仏陀のように、より多くの人々が悟りの道を歩むのを助けようと誓いました。
こうして、仏陀の言葉は甘露のように、一人一人の心田を潤し、彼らに修行の道への自信と希望を満たしました。
仏がこの経を説き終わると、舎利弗および諸比丘、一切世間の天・人・阿修羅きらは、仏の説くところを聞いて、歓喜し信受して、礼をなして去った。
仏陀はこの『阿弥陀経』を語り終え、周囲を見渡し、舎利弗や他のすべての比丘たちを見ました。それだけでなく、天上の天人、人間界の衆生、さらには普段めったに現れない阿修羅までが、専心して聞いていました。
全世界がまるで静止したかのように、誰もが仏陀の教えに浸っていました。
仏陀の最後の一言が落ちた時、その場に突然歓喜の声が爆発しました。経を聞いたすべての人々は、人間であれ天人や阿修羅であれ、顔には幸福と感謝の笑みを浮かべていました。
舎利弗は立ち上がり、みんなを代表して言いました。「仏陀よ、私たちにこれほど殊勝な法門を説いてくださり感謝します。私たちはみな、あなたのおっしゃった一言一句を深く信じます。」
他の比丘たちも次々と頷き、賛同を表しました。天人たちは空中で舞い踊り、阿修羅たちも珍しく和やかな表情を見せました。
この時、すべての人々が申し合わせたように立ち上がり、恭しく仏陀に礼拝しました。彼らの動作は整然としており、まるで麦畑が風になびくようでした。
礼拝が終わると、みんなは名残惜しそうに仏陀を最後に見つめ、それからゆっくりと去っていきました。ある者は歩きながら今聞いた教えについて議論し、ある者は自分の思考に浸っていました。
空中の天人たちは虹となって消え、阿修羅たちも静かに自分たちの世界へ帰っていきました。人間界の衆生は満ち足りた喜びと自信を持って、それぞれの家へ帰りました。
こうして、『阿弥陀経』の法会は円満に終わりました。しかし、仏陀の教えは種のように、一人一人の心に深く植え付けられ、いつか花開き実を結び、より多くの人々が解脱を得るのを待っていました。
仏説阿弥陀経 抜一切業障根本得生浄土陀羅尼(三遍):南無阿弥多婆夜.哆他伽多夜.哆地夜他.阿弥利都婆毗.阿弥利哆.悉耽婆毗.阿弥利哆.毗迦蘭帝.阿弥利哆.毗迦蘭多.伽弥膩.伽伽那.枳多迦利.娑婆訶。
『阿弥陀経』が語り終わった後、仏陀はみんなに言いました。「さて、あなたたちに非常に特別な呪文(陀羅尼)を教えよう。この呪文は不思議な力を持っており、あなたたちのすべての業障(カルマの障害)を取り除き、極楽浄土へ往生するのを助けることができる。」
すべての弟子は耳をそばだて、専心して聞きました。
仏陀はゆっくりと、はっきりと唱えました:
「南無阿弥多婆夜.哆他伽多夜.哆地夜他.阿弥利都婆毗.阿弥利哆.悉耽婆毗.阿弥利哆.毗迦蘭帝.阿弥利哆.毗迦蘭多.伽弥膩.伽伽那.枳多迦利.娑婆訶。」
仏陀は一遍唱え終わると、また二遍繰り返しました。一遍ごとに、弟子たちはついて黙読しました。彼らはこれらの音節の意味を完全には理解していないかもしれませんが、この呪文に含まれる神聖な力を感じることができました。
読誦の声が空気中に響き渡り、まるで不思議なエネルギーが周囲を流れているようでした。ある弟子は全身が軽くなったように感じ、ある弟子は心が無比に平穏になるのを感じました。
仏陀は微笑んでみんなに言いました。「この呪文は不思議な鍵のようなもので、あなたたちのために極楽世界への扉を開くことができる。困難に遭遇したり、迷いを感じたりした時は、この呪文を唱えなさい。それはあなたたちに力を与え、障害を克服するのを助け、最終的に阿弥陀仏の浄土へ到達させてくれるだろう。」
弟子たちは真剣に頷き、この呪文をしっかりと心に刻みました。その日から、修行の時であれ日常生活であれ、彼らはしばしばこの呪文を唱え、それがもたらす平穏と力を感じました。
こうして、『阿弥陀経』の教えとこの不思議な呪文は、すべての弟子たちの修行の道の灯明となり、極楽世界の方向へ絶えず前進する彼らを導きました。